治安は悪い?現地家族と仲良くなる、そして遂に食中毒…バラナシ後編【インド旅行記③】

インド

宿はババゲストハウス

ホストはインド人と韓国人の夫婦

ドミが空いていなくて個室

ドミトリーの方がもちろん安いのですが、ちょうどドミトリーが埋まっており、個室に泊まることにしました。

日本を出て2週間が経とうとしていて、だいぶ疲れていたので個室でちょうどよかった。この後、人生で最も酷い最悪な食中毒に見舞われることに…結果的に個室で助かった!と思うことになるのでした。

ババゲストハウス
独居房みたい…

まぁ個室といっても日本のホテルには程遠く、独居房のような部屋です(笑)。これで当時1泊450円ほどでした。

ガート(ガンジス川の正面入り口)からとても近く、最高の立地でこの値段は格安な方だと思います。

近くには、似たようなゲストハウスがたくさん並んでおり、旅人がたくさんいたので、一緒に観光することができました。

宿で韓国料理が食べられる

ゲストハウス内にレストランも併設されており、韓国系の料理を安く食べることができたのはとてもありがたかったです。

インドにいると基本はカレー味のものしか食べることができないので、ここにいる間はよく韓国料理を食べていました。チャーハンやビビンバなど、日本にもなじみの深いメニューがあり、食事には困りませんでした。

ババゲストハウスのごはん1
ババゲストハウスのごはん2
焼きそばみたいなのもあった!

現地の家族と友達になる

ボート漕ぎのおじさん家

ぼったくりのボート漕ぎも多い

ガンジス川には、ボート漕ぎのおじさんがたくさんいます。

中にはぼったくりな人もたくさんいて見極めが難しいのですが、仲良くなった日本人の女の子がいて、その子が何度もお願いしているボート漕ぎのおじさんを紹介してもらいました。

仲良くなったおじさん
仲良くなったボート漕ぎのおじさん

息を飲むほど美しい夕日

ガンジス川の夕日1

ボートからの眺めは最高で、夕日が沈む時間になるとあたりが一面オレンジになり、息を飲むほどの美しさです。

ガンジス川の夕日2

私は口コミを広げ、宿にいた日本人や韓国人を誘い、そのおじさんのボートに何度も乗りました。

何度も乗っていると、そのうち身の上話もするようになり、俺の奥さんはすごい美人なんだぞ、今度見せるからな、と言う話の流れになりました。

日本人3人でお邪魔することに

私はただの社交辞令だとばかり思っていましたが、このボートのおじさんを紹介してくれた女の子と、たまたま乗り合わせていた日本人の男の子がいて、じゃあ明日行ってみよう、ということに…!!

みんな宿がバラバラだったので、待ち合わせ時間を決め向かうことにしました。おじさんは約束どおりの時間に来てくれ、ぞろぞろとついていくことになりました。

到着すると、笑顔の素敵な美人な奥様と、10歳の息子さんが出迎えてくれました。こっちから入って!と優しく迎えてくれます。

四畳半に3人暮らし

中に入ってみると、4畳半ほどの部屋がひとつ。トイレとキッチンが付いていますが、狭い。。 10歳の息子さんと一緒に、3人でここに住んでいるのだそう。

バラナシでの一コマ
パパそっくり!

現地でお友達になれたことが嬉しくて、私は奥様とたくさんお話ししました。英語が流暢なのに、なぜこんなに恵まれない暮らしをしているのだろう。ここでも、カーストで職業が決められているということに、無念な思いを感じたのはきっと私だけではなかったでしょう。

ホスピタリティに泣く

でも彼女たちはとても明るく、とても幸せそうでした。そしてインドの民族衣装であるサリーを私たちに着せてくれ、アクセサリーやビンディーもつけてくれました。

バラナシでサリーを着せてもらった

そして身に付けたまま持ち帰っていいと言うのです。申し訳なくてお断りしたのですが、持ち帰ってまた私たちのこと思い出してねと言われ…涙があふれる私。。美人な奥さんもその場にいた旦那さんも日本人もみんな泣いてた。

なんでこんなにあったかいんだろうね。裕福じゃない、毎日生きるのに大変な暮らしをしているはずなのに…なんでこんなに愛に満ち溢れているんだろうね…。

その後、奥様が作った特製のカレープレートをご馳走してくださいました。ナンやデザートも。現地の食べ物をレストラン以外では食べないと決めていた私ですが、そのホスピタリティーが嬉しすぎて完食。

手作りの味はとっても美味しかったです。泣いてたからちょっとしょっぱかったね!(笑)

また来るよって言って、写真をたくさん撮って、サリーのまま宿に戻りました。

遂にキタ!食中毒…

原因はもちろん手作りカレー

わかってたよ、でも…

嬉しかったんです。現地でできたお友達のカレーを食べられることが。

お腹を壊すことも想定内。きっと壊すだろうな、そう思って食べました。しかも完食。

その結果…

症状の重さは想像を遥かに超えた!!

その晩から高熱と激しい下痢でトイレから出てこれないレベル。しかも宿はインドに来てお腹を壊してる人ばかりでトイレがなかなか空かない!

個室なのに独居房でトイレのついていない部屋だったのでトイレに並ぶ→待ち時間長すぎて部屋に戻る、を繰り返していました。

まさに地獄…!!

インドの洗礼を全身に浴びる

現地人はどんだけお腹強いんだよ、と突っ込めるくらいまじでヤバイ。ここに来てインドの洗礼を受けた私…

ネパールからの帰国便チケットを購入していたのでスケジュールを崩すわけにもいかず、常にトイレサーチをしながらの観光。

恐るべしインドよ…お腹の強さに自信が無い方はレストラン以外での食事はしないほうが無難です。

この後私はこの食中毒を引きずってしまい、レストランの食事でも幾度となくお腹を壊します。他の国でお腹を壊したことがなかったので、断言できることがひとつ…

インド人は本当に、お腹が強いっ!!

ガンジス川で身を清める

罪が全て洗い流される

全身入ると赤痢になるって噂

ガンジス川に入ると清められ、今までの罪が全て洗い流されると言われています。

私…きっと大きな罪は犯したことありません(笑)でも、せっかく来たからには沐浴せな!という謎の使命感がありました。

ガンジス川沐浴

よく言われているのが、ガンジス川に全身入ると赤痢になる、ということ。

私はただでさえ食中毒で熱を出し食べたものは全て水に変換されるくらいのひどいダイアリーアだったので、全身入ったら絶対病気になる自信がありました(笑)。

若者たちは飛び込んだあと…

私は膝下に留めておきました。(チキン…)

同じ宿に泊まっていた若者たちは、川に全身飛び込み、写真を撮ったらソッコー宿に戻りシャワーを浴びていました(笑)。なんて勇敢なの!私にもちょっと分けてほしいそのブレイブハート。

インドに行くならバラナシはマスト

一番インドらしさを味わえる

大手ツアーでは周らない場所

インドではデリー、アーグラー、ジャイプルがゴールデントライアングルと呼ばれており、大手の旅行会社ではこの3つを周遊することが多いようです。

でも私が一番インドらしさを感じたのは、ここバラナシでした。

インドの根源となっているヒンドゥー教の聖地ガンジス川のほとり、バラナシ。

これからインドに行ってみたい、という方は、是非バラナシをスケジュールに入れることを強くオススメします。

旅の注意点

全てがいい人とは限らない

私は現地の家族と仲良くなり、素敵な出会いに恵まれましたが、中には悪い人もいます。

インドに限らずどこにでも悪い人はいるのですが、睡眠薬強盗はよく聞く話です。

仲良くなって一緒にご飯やお茶などに行き、トイレなどの少し目を離した隙に飲み物に睡眠薬を盛られるというものです。

気がつけば病院のベッドの上、荷物はパスポートすら、身分を証明するものも何も無い。そんなの、作り話でしょ、って思うでしょう?
私がタイで出会った日本人の男の子は、その後旅の途中で睡眠薬を盛られ、目が覚めたら身ぐるみはがされ病院のベッドの上でした。本当にある話なのです。

川に流されても事件にならない

目が覚めてベッドの上ならまだマシなほうかもしれません。ガンジス川は死体もよく流されているので、気絶した人間がひとり流されていようと誰も気に留めません。

実際に睡眠薬を盛られて川に流されたら、ただの行方不明として扱われるでしょう。

私は現地のご家庭に遊びに行きましたが、複数で行ったこと、何度も会っている方だったこと、私より長くインドにいる方からの人望があったことなどが判断材料になりました。

決して、よくわからない人のお家には遊びに行かないようにしましょう。レストランやカフェでも自分の食べ物飲み物から目を離してはいけません。もしトイレなどて席を立ったら、もう飲食しないほうが身のためです。

おわりに

バラナシ編はこの後編で終わりとなります。

バックパッカー時代の記事をこれから少しずつ書いていこうと思っているので、また皆さんにお会いできたら嬉しいです。

このブログに来てくださり、また最後までお読み頂きありがとうございました!

次はタージマハルのある【アーグラー編】に続きます。

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