コルカタから列車で移動
バラナシまで18時間
3等級は寝台付き
コルカタの旅行会社でチケットを購入した時に、レディは3A(3等級エアコン付)より下は乗らないほうが良いとの助言を受け、それに従い3等級の席を選択した私。
前回のコルカタ編はコチラ!
3等級はコンパートメントに6人が座れるようになっており、それぞれ簡易ベッドが付いています。壁にぶら下がっているのをベルトで固定してベッドにする感じで、6人のコンパートメントだと壁にベッドが3つずつついています。
夜行の時間で移動する場合は寝れるのでとても便利です。
また、身なりや服装も小綺麗な人が多く安心できました。
3等級だと乗っている人のカーストが高すぎないのもあって、お菓子とかお茶をちょいちょい勧められました。フレンドリー万歳!
私の嗅覚的に毒を盛る悪い人はいなそうでしたが、現地の人と同じ食べ物を食べるとお腹を壊すと聞いていたので申し訳ないと思いつつもはっきりノーセンキュー!と断っていました。
奇跡的に時間通り
時間が2~3時間遅れなんて当たり前、時には6時間以上遅れると聞いたインドの列車。
しかし私が乗ったコルカタ~バラナシは時間通りでした。
帰国から時間が経って忘れている部分も多いのですが、
確か昼の12時くらいに乗って翌朝6時頃に到着しました。
万が一列車が時刻通りに着かなくて、到着が真夜中だったら危険性も増しますし、安全面を考えて早朝到着の列車を選んだのです。
でもしっかり時間通りに到着して驚きました。(笑)
トイレから地面がコンニチハ
トイレは列車にちゃんとついてます!ちゃんと……
穴が開いてるだけですけどねっ
用を足そうとすると線路と線路の間の地面が穴から見え、コマ送りのように流れていきます。
天然肥料を撒きながら走行するなんて、とってもエコなシステムです。
トイレットペーパーは持ち歩いているので困りませんでした。
インドに行くときは必需品ですよ♪
バックパッカーのリュックの中身公開!あると便利な旅の持ち物
チャイおじさん
歌いながらチャイを売りに来る
「チャーイチャイチャイチャイ♪」とリズミカルに歌いながら突然現れるチャイおじさん。
入国数日だったので現地の食べ物を警戒していたのもあり、買いませんでした。
でもそのおじさんの歌声が耳に残ってすごく好きだったなぁ。
お腹の強さに自信がある人は是非チャイ買ってほしいです。
電車の中はみんなフレンドリー
3等級にしてよかったことは、乗っているのが中流のカースト階層なのでお高い感じの人はいなく、そして教養もあるのでほぼ全員が英語を話せたことです。
東アジア人は目立つので良く話しかけられました。
同じコンパートメントに乗っていたおじさんおばさんからは大変可愛がってもらい、おすすめのカレーの作り方をメモして私にくださいました。
スパイス揃えるだけで日本じゃ無理だけど!
和気あいあいとした雰囲気でとっても楽しかったです。
長かったけど一晩を素敵な人たちと過ごし、ムガル・サライ駅に到着!
到着して早速ぼったくり
自転車タクシーのおじさん
値段交渉で私が折れる
駅から宿まで歩くには遠いので、リキシャーを使うことにしました。
インドでは自転車タクシーの「リキシャー」、バイクタクシーの「オートリキシャー」があり、日本語の「人力車」が語源のようです。
バイクタクシーの人はちょっと裕福なんだろうなという格好をしていますが、自転車タクシーの人は生活に困ってるんだろうなという感じ。(私も貧乏育ちなのでそこに偏見は無い。)
自転車タクシーのほうが安いのでたくさん停まっているところに交渉しに行きます。
来たのは超やせ型のおじいちゃん。相場は30~40ルピーと知っていたのですが、
「200ルピーだ!」とふっかけてきます。
バックパッカー故、こういった交渉には慣れているので、「じゃあ他の人に頼むよ~」と立ち去るふりをすると、
「50!」
とかなり下がる。
おじいちゃんだしな…10ルピーくらい(日本円で当時14円)高くてもいいよな、と交渉成立。
可哀想になってしまった
10kgくらいあるリュックと体重非公開の私。合わせて60kgくらい。
道のりは思ったより険しく、上り坂が続きます。
息をきらして体重非公開の私を乗せて頑張る超やせ型のおじいちゃん。
なんか申し訳なくなってきた…!
10~15分くらい乗ったでしょうか。目的地のゴートリヤー・チョークに到着。
おじいちゃんありがとう!私は彼に100ルピーを渡しました。重かったよねごめんね。
真顔でありがとう(多分)を言い、真顔で去っていくおじいちゃん。
長生きしてね。これからも頑張ってよー!
バラナシはガンジス川のある聖地
巡礼で訪れるインド人が多い
川そのものが神格化

現地ではガンガーと呼ばれるガンジス川。
ガンガーでは沐浴すればすべての罪が流されると言われています。
また、死後の灰をガンジス川に流すと輪廻から解脱ができる(生と死を無限に繰り返す苦から解放され、二度と転生しないこと)と信じられており、ガンジス川の近くには火葬場がたくさんありました。
火葬場を見てきた
※生々しい表現があります。苦手な人はこの章を読み飛ばしてください。
私は信仰深いほうではありませんが、宗教にはとても興味があります。
日本では新興宗教のせいでとてもイメージが悪いですが、本来の宗教は全然違います。
その国で主に信仰されている宗教というのは国民性や国の成り立ちにも大きく関与しています。
カースト制度が法律を超えて存在しているインド。
火葬場を見ることはヒンドゥー教の生と死を考える上でとても重要だと思ったのです。
一般の人も見れる、ガンガーに面した路上で人が焼かれています。
写真だけは撮るな、写真を撮ると焼かれた人が解脱できなくなるから。と忠告を受けました。
日本もほとんどが火葬ですが、焼いている姿を見ることはないでしょう。
亡くなった方が焼かれている姿は言葉になりませんでした。
人間には脂があるので小さかった火もだんだんと威力を増していきます。
厚みがあった身体が薄くなっていき、やがて灰へと変わっていく。
ヒンドゥー教の聖地、ガンガーに灰を流してもらうことはこれ以上にない最高の幸せと考えられています。
遺族はどのような想いで見送っているのでしょうか。
生と死について改めて考えさせられた一日でした。

後編へ続く
バラナシはたくさんの思い出が詰まっているので、1回では書ききれませんでした。
次回はバラナシ後編をお届けしたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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